塩化カリウムのザッピング

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コーヒーフレッシュはただの油である

 おはようございます。塩化カリウムです。今回は、コーヒーフレッシュの正体はただの油だという話をします。

 

コーヒーフレッシュはミルクではありません。牛乳の成分は全く入っていないのです。

その正体は水と植物油を乳化させたもので、そこに添加物を加えたものなので体に悪いです。

 

 乳化について

 乳化という現象を理解するために色々と理解しておく必要があります。

水と油は混じり合わないというのはご存知だと思いますが、親油基と親水基というものをあわせ持つものがあれば、油を水に溶かし込むことができるのです。

親油基とは油となじむ部分で、親水基は水となじむ部分のことです。


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水には表面張力があるのをご存知ですね。表面張力は水の分子どうしがお互いを引っ張りあって更にくっつこうとすることで発生します。

水に親油基と親水基を持つ物質を入れると、その物質が水分子の間に入り込んで表面張力を弱めてしまいます。表面張力を弱める性質を持つものを界面活性剤とよびます。

 


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上の画像は親油基を内側にして油とくっついたときのものです。このかたまりをミセルコロイドと言ったりするのですが、ミセルコロイドを作って油を水中に分散させることを「乳化」といいます。

 

コーヒーフレッシュは、水と油が乳化した結果白濁し、添加物によって風味がついたものです。

 

説明の途中で「界面活性剤」という単語がでてきましたが、洗剤の成分を見ると必ず界面活性剤が出てきます。汚れを落とすために親油基と親水基の性質が使われています。 


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油が界面活性剤とくっついて水中に分散することによって、洗濯物から汚れが取れるというわけです。

 

コーヒーフレッシュは水と油でできていますが、クリープやブライト等はどうだと思いますか?

実はクリープのみが乳製品であり、他は全て植物油からできています。クリープはミルク由来と宣伝されていますが、これは本当に他と一線を画す点だと思います。クリープの回し者じゃありませんが、クリープ以外は体に良くないので控えた方が良いと思います。

 

全くの余談ですが、スジャータというコーヒーフレッシュのメーカーがあります。スジャータというのはブッダが苦行で死にそうになっていたときに乳粥を与えて助けた女性のことです。このことがきっかけでブッダは苦行では悟れないと気づき、静かな瞑想によって悟りを開いたとされています。

 

コーヒーフレッシュは摂取したとしても微量ではありますが、健康を大切にしたい人ならできる限り取らない方が良いですね。

私もコーヒーフレッシュが体に悪いと知ってから、コーヒーには牛乳を入れるようになりました。

 

今回はここまでです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。