【世界遺産】アブ・シンベル神殿の紹介
おはようございます。塩化カリウムです。今回は、エジプトにあるアブ・シンベル神殿という神殿の紹介です。
アブ・シンベル神殿とは古代エジプトにラムセス2世という王が建てたとされる神殿です。
ラムセス2世はオジマンディアスという名でも知られています。FGOをプレイしている方はそちらの名前でおなじみですね。
入り口にある四つの像は全てラムセス2世を象ったもので、左が彼の一番若い頃の姿で右にいくにしたがって年を取った姿になっていきます。
左から2体目の像は地震により崩れてしまっています。
この神殿で特徴的なのが、一年に二回だけ神殿の奥まで朝日が差し込む(ラムセスデイと呼ばれている)設計になっていることです。古代の人の計算能力、設計技術は目を見張るものがありますね。
アブ・シンベル小神殿というのもあり、そちらはラムセス2世が妻のネフェルタリのために作った神殿です。
「ネフェル」というのは「美しい」という意味です。
ネフェルティティの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。ネフェルティティは絶世の美女ということで有名な、古代エジプトの王妃です。下の画像はネフェルティティの胸像です。
古代エジプトにはアメンホテプ4世という絶大な権力を持った王がいて、その妻がネフェルティティでした。アメンホテプ4世はアマルナ改革という独特の政治改革を行った人物でしたが、その改革の中で生み出された芸術のことをアマルナ芸術と呼びます。
ネフェルティティの胸像もアマルナ芸術の作品の一つです。
アスワン・ハイ・ダムの建設によりアブ・シンベル神殿は沈む予定でしたが、ユネスコの呼びかけから国際協力が起こり、移築されて現在も残っています。残ることになって本当に良かったです。
移築した後も1年に二回朝日が差し込む現象は起こるようで(日にちはズレていますが)、移築に必要な努力は途方もなかっただろうな……と感心しています。
エジプトに行くならピラミッドとかもいいんですが是非アブ・シンベル神殿に訪れていただきたいです。私もいつか行きたいと思っています。
今回はここまでです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。