サンマの漁獲高が激減している話
おはようございます。塩化カリウムです。今回は、秋の味覚サンマについての話です。
不漁不漁と言われますが、今年のサンマがどれだけ不漁だかご存知ですか。下の画像をご覧ください。
サンマ不漁の原因は日本近海の温度上昇のためという説が有力だそうですが、実際はよく分かっていないそうです。
中国のサンマの乱獲のせいという説もありますが、サンマの数が減っているというよりは回遊地域が変化している、といった方が有力説のようですね。
日本の排他的経済水域がいかに重要性を持っているかが感じられます。
外食をすると「生サンマ」という表現をよく見かけます。値段を見てもそこまで高いとは思いません。漁獲量が激減しているのに提供できるの?と不安になりませんか。
実は、外食業界では加熱処理や塩漬けをしていなければ生サンマと表記できることになっています。そのため、飲食店で生サンマの表記を見かけても、昨年の冷凍モノである可能性が高いのです。
昨年、初物のサンマが1kg50万円で取引され話題になっていました。それだけ「今年の」生サンマというのは価値が高いことが分かります。
「目黒のサンマ」という滑稽話があるように低級な魚というイメージが強いサンマでしたが、高級魚になる日も近いかもしれません。
※「目黒のサンマ」とは、低級な魚であるサンマを庶民的に無造作に調理すると美味しいが、丁寧に調理するとまずい、という滑稽話。
サンマを気軽に食べられる時代ではなくなりつつあるのかもしれません。ありがたみを感じながらいただくことにしたいですね。
今回はここまでです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。