塩化カリウムのザッピング

暇人がお送りする暇人のための雑記?ブログ

チケットの不正転売で逮捕者が出た話

 おはようございます。塩化カリウムです。今回は、ネット上のチケットの不正転売が全国で初めて摘発された話です。

 

昨日(10/24)、「嵐」のコンサートチケットを転売したとして札幌市の保育士の女性(24歳)が書類送検されました。これはチケット不正転売禁止法の初適用の事例だとしてニュースになっています。

 

「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」(略称:チケット不正転売禁止法)は令和元年6月14日から施工されました。ネット上のチケット不正転売で逮捕される事例が初だということに驚いていましたが、転売が禁止されたのは随分と最近のことだったのですね。

この法律が適用されるのは「元値より高額で」「何度も」転売を行っていた場合のみです。イベントに行けなくなった等の理由で正規価格以下で譲り渡すというのはよく聞く話ですが、それは違法ではありません。

 

このニュースを知って、本当に買いたい人が買えるという当たり前のことが当たり前にできる時代にようやくなってきたなと感じます。逮捕者が出たことで抑止力がはたらき、転売が減っていくことと思います。

 

チケット不正転売禁止法が施工されたことの背景として東京オリンピックの開催があります。転売目的でチケットを購入している人がいないとは限らないので、それを防ぐために国が動いたのだと考えられます。本当に買いたい人に「正規の値段で」チケットが渡るといいですね。

 

近年、ネット上の監視が強化されてきていると感じます。数年前、パソコンの遠隔操作事件で誤認逮捕が起こったことを覚えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。あの事件で、警察のネット上での捜査の技量がまだまだ未熟だということが明るみに出たように思いますが、最近では漫画村の運営者が逮捕されたり今回のネット上でのチケット転売が取り締まられるようになったりと、インターネットの監視のレベルが上がっているように思えます。

 

監視のレベルがあまりにもいきすぎると、それはそれで問題なのですが(この話を深掘りするとGAFAについて長々と書いてしまうことになるので、また別の記事で書こうと思います)、今のところは良い方向に向かっているようです。リアルでの監視技術、ネット上の監視技術がそれぞれもっと向上し、犯罪の無い世の中になってほしいものです。

 

今回はここまでです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。